
相手のスコアを入力し、関係性を深める
相手の特徴や傾向を知りたい場合や、相手との関わり方を考えたい場合は、相手のA・B・C・Dのスコアを生成AIに入力します。
相手とのコミュニケーションを考える場合は、相手のスコアだけでなく、自分自身のスコアも入力することが基本です。
同じ相手であっても、こちらのタイプによって、適した関わり方や注意すべき点は変わります。つまり、相手のスコアが同じでも、自分のスコアが変われば、生成AIから得られる回答も変わります。
そのため、相手との関係性をより具体的に考える場合は、自分と相手の両方のスコアを入力することが重要です。
自分のスコアの入力方法は、前項「自分のスコアを入力し、自己理解を深める」と同じです。
まず自分自身のスコアと判定ルールを入力し、続けて相手のスコアを追加します。
入力する基本情報
まず、次のようにスコアと判定ルールを入力します。
● 私のスコアは、A75、B48、C42、D35です。
● このスコアは、ハーマンモデルをベースとした診断のスコアです。
● A・B・C・Dの4つのスコアの合計は200点です。
● 48点以上が優勢脳と判定されます。
● 相手のBさんのスコアは、A65、B38、C60、D37です。
ここまでを入力したうえで、続けて知りたいことを質問します。
入力時の補足
1.自分のスコアが分からない場合
相手のスコアだけでも一定の回答は得られます。
ただし、相手との具体的な関わり方を考える場合は、自分と相手の両方のスコアを入力した方が、より実践的な回答を得やすくなります。
2.個人情報の扱い
相手を表す場合は、「Bさん」「上司」「部下」「同僚」など、相手を区別できる表記に置き換えてください。
氏名、会社名、部署名など、個人や組織が特定される情報の入力は控えてください。
3.テーマごとにチャットを分ける
生成AIに質問する際は、相手ごとにチャットを分けることをおすすめします。
たとえば、Aさんについて質問する場合と、Bさんについて質問する場合は、別のチャットを作成し、その最初に自分と相手のスコア・判定ルールを入力してください。
また、同じ相手について質問する場合でも、「相手の特徴を理解する」「コミュニケーションの取り方を考える」「1on1やメール文面を考える」など、質問の目的が変わる場合は、チャットを分けると、あとから見返しやすく、回答も整理されやすくなります。
一方、同じ相手・同じテーマについて同じチャット内で続けて質問する場合は、毎回自分と相手のスコア・判定ルールを入力し直す必要はありません。
ただし、前回の入力から時間が空いた場合や、話の前提を整理し直したい場合は、あらためて自分と相手のスコア・判定ルールを入力してください。
4.回答の分量や形式を指定したい場合
質問の最後に、次のような条件を加えておくと、目的に合った回答を得やすくなります。
- 300字以内で整理してください。
- 箇条書きで説明してください。
- 重要なポイントを3つに絞ってください。
相手の結果シートがないとき
相手のA・B・C・Dのスコアは分かっているものの、相手の結果シートが手元にない場合は、結果シートの項目そのものを再現するのではなく、相手のスコアをもとに、特徴や傾向、強み、注意点などを整理してもらいます。
入力例1
Bさんのスコアをもとに、Bさんの特徴や傾向を分かりやすく整理してください。
特に、Bさん本人の強みとして出やすい点、本人が意識するとよい注意点、周囲が関わる際に配慮するとよい点を分けて教えてください。
入力例2
Bさんのスコアをもとに、Bさんが仕事上で力を発揮しやすい場面と、苦手意識を持ちやすい場面を教えてください。
入力例3
Bさんのスコアをもとに、Bさんがストレスを感じやすい場面や、周囲がモチベーションを支えやすい関わり方を教えてください。
相手の結果シートがあるとき
相手の結果シートが手元にある場合は、自分のスコアを入力する場合と同じように、確認したい項目の文言をそのままコピーして貼り付けたうえで質問できます。
たとえば、総評、得意タスク、ラーニングスタイルなどについて、結果シートの文言を貼り付けることで、より具体的な回答を得やすくなります。
入力例4
Bさんの結果シートの「得意タスク」に「××××××××」と書かれています。
この内容について、Bさんのスコアをもとに詳しく説明してください。
入力例5
Bさんの結果シートの「得意タスク」に「××××××××」と書かれています。
なぜこの項目が示されているのか、Bさんのスコアをもとに詳しく説明してください。
※「得意タスク」は一例です。「ラーニングスタイル」など、他の項目についても同じように質問できます。
結果シートがない状態で、結果シート項目に近い形で知りたいとき
相手の結果シートが手元にない場合でも、「得意タスク」「ワークスタイル」「ラーニングスタイル」など、結果シートに近い項目で相手の特徴を知りたい場合があります。
この場合は、その項目がどのような考え方で整理されているものかを、生成AIに伝える必要があります。
たとえば、「得意タスク」「ワークスタイル」「ラーニングスタイル」について確認したい場合は、ガイドブック/電子カタログ版14〜15ページの該当箇所をスクリーンショットで切り取り、生成AIに読み込ませたうえで質問します。
これらの項目は図や表示形式を含めて示されているため、Webブラウザ版の本文テキストだけでは十分に伝わらない場合があります。
ただし、この場合の回答は、結果シートそのものを再現するものではありません。
結果シートは所定の分類や表示ルールにもとづいて作成される一方、生成AIの回答は、入力したスコアと参考情報をもとに、その場で整理された説明です。
そのため、結果シートに実際に表示される文言と完全に一致するとは限りません。
入力例6
先に行う作業
ガイドブック/電子カタログ版14〜15ページから、「得意タスク」の該当部分をスクリーンショットで切り取り、生成AIに読み込ませます。
「得意タスク」「ワークスタイル」「ラーニングスタイル」は図や表示形式を含めて示されているため、Webブラウザ版の本文テキストだけでは十分に伝わらない場合があります。
この説明を前提に、Bさんのスコアから見た得意タスクと、苦手意識やストレスを感じやすい不得意タスクを推測してください。
相手とのコミュニケーションに活用したいとき
相手との具体的なコミュニケーションを考える場合は、いきなり1on1やメール文面を求めるのではなく、まず自分と相手のコミュニケーション上の特徴を確認しておくと、その後に得られる回答の意図を理解しやすくなり、実践にも移しやすくなります。
まず、ガイドブック/Webブラウザ版 P.10〜11に記載されている「コミュニケーションの難易度」の説明を生成AIに読み込ませます。
これにより、自分と相手のコミュニケーション上の相性を確認し、理解し合いやすい点、すれ違いやすい点、注意した方がよい関わり方を整理できます。
なお、電子カタログ版の該当ページをスクリーンショットで貼り付けても構いません。
入力例7
先に行う作業
ガイドブック/Webブラウザ版 P.10〜11「コミュニケーションの難易度」の本文部分をコピーして、下記の入力文の前に貼り付けます。
図は貼り付けなくても、生成AIは本文の説明から内容を理解できます。
なお、ガイドブック/電子カタログ版の該当ページをスクリーンショットで貼り付けても構いません。
この説明を前提に、私とBさんのスコアをもとに、コミュニケーション上の相性として、理解し合いやすい点、すれ違いやすい点、注意した方がよい関わり方を整理してください。
生成AIから得られる実際の回答例(約700字で指定)
入力スコア:私 A75、B48、C42、D35 / Bさん A65、B38、C60、D37
判定ルール:省略
あなたとBさんは、ともにAが高いため、事実や根拠をもとに考え、目的や判断材料を明確にしながら話す点では理解し合いやすい関係です。仕事の話では、「何を決めるのか」「どの情報をもとに判断するのか」を整理して進めると、互いに納得しやすいでしょう。
一方で、あなたはA・Bが優勢で、論理性、手順、効率、確実な実行を重視しやすいのに対し、BさんはAに加えてCも高く、人との関係性や気持ちの納得感を大切にする傾向があります。そのため、あなたが結論や合理性を急ぐと、Bさんには少し冷たく、配慮が足りないように感じられる可能性があります。逆に、Bさんが気持ちや周囲への影響を丁寧に話そうとすると、あなたには話が遠回りに感じられるかもしれません。
すれ違いを防ぐには、まず共通しているAの要素を活かし、事実・目的・判断基準を共有することが有効です。そのうえで、Bさんに対しては「その点について、Bさんはどう感じていますか」「周囲への影響で気になっていることはありますか」といった確認を加えると、話しやすくなります。
あなた自身は、Bさんの感情的な発言を非合理的なものとして受け止めるのではなく、現場の納得感や人間関係上のリスクを知るための情報として扱うとよいでしょう。BさんもAが高いため、最終的には根拠や目的を共有すれば、論理的な話し合いは十分に可能です。結論を急ぐ前に、相手の気持ちや周囲への影響を一度確認することで、互いの強みを活かしたコミュニケーションになりやすくなります。
※回答内容は、入力するスコアや質問内容、利用する生成AIによって異なります。
入力例8
部下のBさんと30分の1on1を行います。
Bさんは最近の業務で少し迷いや不安を感じているようです。
Bさんのスコアと私のスコアの組み合わせを踏まえて、Bさんが安心して話しながら、現在困っていることを整理し、次の行動を考えやすくなる1on1のシナリオを作成してください。
時間配分のほか、質問例、声かけ例、注意した方がよい伝え方も教えてください。
生成AIから得られる実際の回答例(約1,000字で指定)
入力スコア:私 A75、B48、C42、D35 / Bさん A65、B38、C60、D37
判定ルール:省略
あなたもBさんもAが高いため、事実や根拠をもとに状況を整理する会話はしやすい関係です。一方で、あなたはA・Bが優勢で、結論や手順、次の行動に意識が向きやすいのに対し、BさんはAに加えてCも高く、気持ちの納得感や周囲との関係性も大切にしやすい傾向があります。そのため、1on1では、いきなり課題や改善策を詰めるよりも、まずBさんが感じている迷いや不安を受け止め、そのうえで一緒に整理していく進め方が合いやすいでしょう。
0〜5分(5分間):安心して話せる雰囲気を作る
冒頭では、「今日は結論を急ぐ場ではなく、今気になっていることを一緒に整理する時間にしたいと思っています」と伝えると、Bさんは話しやすくなります。
最初から改善点を指摘するのではなく、まずは安心して話してよい場であることを示すことが大切です。
5〜15分(10分間):困っていることを、事実と気持ちの両面から聞く
「最近の業務で、少し迷っていることや負担に感じていることはありますか」「どの場面で一番やりにくさを感じていますか」と聞き、事実だけでなく、Bさんがどう感じているかも確認します。
BさんはAも高いため、状況を整理して話すことはできますが、Cも高いため、気持ちや周囲との関係性も大切な情報になります。
15〜25分(10分間):課題を整理し、次の行動を一緒に考える
Bさんの話を受けて、「今の話を整理すると、困っている点はこの2つで合っていますか」「まず一番小さく試せそうなことは何でしょうか」と確認します。
あなたが一方的に解決策を提示するよりも、Bさん自身が納得しながら次の行動を選べるようにすると、前向きに動きやすくなります。
25〜30分(5分間):次回までの行動を1つか2つに絞る
最後は、次回までに試すことを1つか2つに絞ります。「では、次回までにまずこれを試してみて、その結果を一緒に振り返りましょう」と締めると、Bさんにとっても無理なく行動に移しやすくなります。
注意点
あなたは合理的に整理する力が強い分、Bさんの話を聞きながらすぐに結論や解決策を提示したくなるかもしれません。しかし、Bさんにとっては、自分の気持ちや背景を理解してもらえたという感覚が、前向きに動くための土台になります。
まず受け止め、その後で整理する順番を意識すると、BさんのAの論理性とCの納得感の両方に合った1on1になりやすくなります。
※回答内容は、入力するスコアや質問内容、利用する生成AIによって異なります。
入力例9
同僚のBさんに、明日17時までに資料提出を依頼するメールを送ります。
内容は以下の通りです。
・××××××××
・××××××××
・××××××××
Bさんのスコアと私のスコアの組み合わせを踏まえて、Bさんに伝わりやすいメールの件名と本文を200字程度で作成してください。
入力例10
上司のBさんに、新しい企画を提案します。
内容は以下の通りです。
・××××××××
・××××××××
・××××××××
Bさんのスコアと私のスコアの組み合わせを踏まえて、提案時の説明の順番、強調した方がよい点、注意した方がよい伝え方を教えてください。
あわせて、典型的な成功パターンと失敗パターンについて、それぞれどのような場面になりやすいか、具体的にイメージできるように説明してください。
※生成AIの活用は、一度回答を得て終わりではありません。
実際に1on1を行った後は、その結果を生成AIに伝えることで、次回以降の回答をより現実に合った内容に深
めていくことができます。
入力例11
Bさんとの1on1について回答を得て、その内容をもとに面談を行いました。
実際に面談してみた結果は以下の通りです。
・うまくいった点:××××××××
・想定と違った点:××××××××
・Bさんの反応:××××××××
・次回に向けて気になっている点:××××××××
この結果を踏まえて、次回の1on1シナリオを作成してください。
あわせて、質問例と注意した方がよい点も教えてください。
※このように実践結果を少しずつフィードバックしていくことで、生成AIから得られる回答も、より相手の実情
に合ったものに近づいていきます。
その目的の範囲内で、自由にご利用いただけます。
なお、本ガイドの内容を目的外で転載・再配布・販売・公開したり、改変して利用することはご遠慮ください。
