
生成AI時代の利き脳診断
生成AIの普及により、利き脳診断の活用可能性は大きく広がっています。
これまで、利き脳診断は、自他の思考特性を知るためのツールとして、コミュニケーション改善やチームビルディング、営業力強化などの場面で活用されてきました。
診断を受けることで、自分や相手の特徴、得意な考え方、コミュニケーション上の傾向を分かりやすく把握することができます。
一方で、その診断結果を日常の場面で具体的にどう活かすかについては、これまで一定のハードルがありました。
たとえば、部下との1on1でどのような流れで話を進めるか、タイプの異なる相手にどのような言葉で伝え、どのような点に配慮するか、チーム会議でどのように意見を引き出すかなどの具体的な場面では、結果シートやガイドブックをもとに、限られた時間の中で、ご自身で応用していただく必要がありました。
生成AIを活用することで、これまで一人ひとりに委ねられていた「診断結果を現場でどう活かすか」というハードルを大きく下げ、より実践につなげやすくなります。
ブレインパートナーズでは、診断結果をより実践的に活用するために、生成AIを活用した2つの方法をご用意しています。
診断結果を「理解」から「実践」へ
利き脳診断では、結果シートにA B C Dのスコアと、主要な思考特性やコミュニケーション傾向を分かりやすく表示しています。
結果シートの総評では、理解しやすさを優先し、主要15パターンに整理して解説しています。
一方で、実際には同じAB二重優勢でも、Aが55・Bが50の人と、Aが80・Bが50の人では、AとBの特徴の表れ方は変わってきます。
つまり、結果シートでは同じタイプとして説明されている場合でも、実際にはA B C Dスコアの組み合わせによって、特徴の表れ方や読み取り方は異なります。さらに、自分と相手との組み合わせや、その人が置かれている場面・状況まで加えると、必要となる解説のパターンは非常に多くなります。
こうした内容をすべて紙の資料やWebページとして用意することは現実的ではありません。
そこで、生成AIを活用することで、診断結果のスコアをもとに、「自分の場合」「この相手の場合」「この場面の場合」に合わせて内容を整理し、日々の面談・対話・コミュニケーションなどの実践につなげやすくなります。
ただし、生成AIに診断そのものを行わせるわけではありません。
診断結果のスコアは、利き脳診断の独自診断エンジンによって算出され、生成AIはその算出済みの診断結果(A B C Dスコア)を活用します。
診断と生成AIそれぞれの役割を分けたうえで組み合わせることで、診断結果の活用を広げています。
生成AIを活用する2つの方法
利き脳診断では、診断結果を生成AIで活用する方法として、「生成AI活用サービス」と「生成AI活用ガイド」の2つをご用意しています。
生成AI活用サービス
診断結果のスコアを入力すると、テーマに応じた個別の回答を生成AIが作成します。
本サービスには、利き脳診断の判定ルールや基本的な考え方、活用テーマごとの回答条件などをあらかじめ組み込んでいます。
そのため、利用者自身がこれらを入力する必要はなく、A B C Dスコアや必要な情報を入力することで、診断結果を踏まえた個別の回答を得ることができます。
現在、以下のテーマをご用意しています。
- 周囲からの印象を良くするためのポイントを知る
- 相手との理解しやすい点・すれ違いやすい点を知る
- メンバーに合わせた1on1シナリオを作成する
- タイプの違う相手とのストレスの原因を整理する
回答はPDFで出力・保存できます。
生成AIを用意いただく必要はありません。
生成AI活用ガイド
ご自身で利用しているChatGPTなどの生成AIを使って、診断結果をさらに活用するためのガイドです。
Webページ形式で、スコアの入力方法、判定ルール、入力例(プロンプト例)などを掲載しています。
現在、以下の活用テーマに沿った入力例をご用意しています。
- 自分のスコアを入力し、自己理解を深める
- 相手のスコアを入力し、関わり方を考える
- 複数名のスコアを入力し、チーム理解に活かす
- プロファイリング結果を営業場面に活用する
- 自分の行動やコミュニケーションの幅を広げる
- タイプの違う相手とのストレスを減らす
- CSVデータを使って、複数名のスコアを生成AIに読み込ませる
追加質問や継続的なやり取りを行いながら、目的や場面に応じて活用をさらに広げることができます。
診断結果を生成AIで活用する基本的な考え方
診断結果を生成AIで活用する際には、単にスコアだけを入力するのではなく、次の3つの要素を組み合わせることが重要です。
利き脳診断の結果として算出されたA B C Dスコアが、生成AI活用の起点となります。
2.判定ルールや基本的な考え方
スコアの数値だけでは、その意味を生成AIが適切に読み取ることはできません。
利き脳診断におけるスコアの見方や判定ルール、基本的な考え方をあわせて扱うことが必要です。
3.目的や場面に応じた入力内容
「何について知りたいのか」「誰との関係について考えたいのか」「どのような場面で活用したいのか」といった情報を加えることで、より具体的な回答を得やすくなります。
生成AI活用サービスでは、こうした判定ルールや基本的な考え方をあらかじめ組み込んでいます。
生成AI活用ガイドでは、必要な情報を確認しながら、利用している生成AIに入力し活用します。
生成AIに判断を委ねない
利き脳診断と生成AIを組み合わせる目的は、AIに「どう行動すべきか」の答えをそのまま委ねることではありません。
診断結果を起点に、その人や相手、置かれている場面に応じた考え方や対応の選択肢を整理し、実践に向けた判断材料として活用するものです。
生成AIは、相手との関係性、過去の経緯、その場の空気などを十分に把握できるわけではありません。
最終的には、生成された回答を参考にしながら、ご自身の判断で実際の行動や言葉に整えていただくことが大切です。
診断結果を継続的に活用する
最初に利き脳診断を実施し、結果シートでA B C Dスコアや自分の思考特性を確認します。
その診断結果をもとに、「生成AI活用サービス」でテーマに応じた個別の回答を得たり、「生成AI活用ガイド」を参考に、ご自身の生成AIでさらに活用を広げることができます。
診断結果の活用は、一度で終わるものではありません。
現在の部下との関わり、新しいメンバーへの対応、異動後のチームでのコミュニケーションなど、関わる相手や置かれている状況が変われば、その都度、同じA B C Dスコアを使って生成AIを活用することができます。
一度の診断結果を、さまざまな相手や場面で繰り返し実践に活かせることも、生成AIを活用する大きなメリットです。
一方で、利き脳診断の結果は、その時点での思考傾向を理解するためのものです。
仕事の経験や役割、置かれている環境などが変わることで、A B C Dスコアが変化することもあります。
そのため、前回の受検から一定期間が経過した場合や、仕事内容や役割、チーム構成などに大きな変化があった場合には、必要に応じて再受検し、現在のスコアを確認することをおすすめします。
再受検後は、現在のスコアを使って、再び生成AI活用サービスや生成AI活用ガイドを継続的に活用することができます。
診断結果を受け取ってから生成AIを活用するまでの具体的な流れは、 「診断結果から生成AI活用まで」 でご覧いただけます。
