ケーススタディ

「利き脳診断」は、営業・接客・チームづくり・人材育成など、さまざまな場面で活用されています。
ここでは、ブレインパートナーズおよびパートナー様を通じて導入された企業・団体での主なケースをご紹介します。

 

同じ説明でも、お客様の評価は真反対!

同じ説明でも評価が分かれるケース

大手生命保険会社で実施された営業ロールプレイでは、営業担当者が「セールス担当者」役と「お客様」役に分かれ、タイプごとの受け止め方の違いを確認しました。

Aタイプのセールス担当者は、「数値による分析」や「根拠に基づいた論理的な説明」を得意とします。
同じAタイプのお客様には、それが分かりやすく、信頼できるプラス評価の説明として受け止められました。

一方で、対角にあたるCタイプのお客様には、「真面目な話ばかりでストレスを感じた」「数字の説明はよいが、くどく感じた」といったマイナス評価につながりました。

反対に、Cタイプのセールス担当者が得意とする、世間話や雑談を交えながら相手に共感を示す話し方は、同じCタイプのお客様には親しみやすさとしてプラス評価されました。
しかし、Aタイプのお客様には「世間話は不要」「雑談で疲れてしまった」と受け止められました。

同じ営業スタイルでも、相手のタイプによって、受け取られ方が大きく異なることが確認されたケースです。

このケースのポイント

相手のタイプによって受け取り方が変わることを本人が実感し、自分の営業スタイルを見直す必要性に気づけたことで、上司やトレーナーからの助言も受け入れやすくなりました。

 

タイプによって、話題はここまで違う!

タイプによって商談の話題が異なるケース

大手マンション販売会社で実施された営業ロールプレイでは、営業担当者が「セールス担当者」役と「お客様」役に分かれ、商談の中でどのような話題が中心になるかを確認しました。

Aタイプでは、販売価格の妥当性やローンの返済額など、おカネに関する話題が中心になりました。

Bタイプでは、マンションそのものだけでなく、学校や病院など、周辺環境に関する話題も多く見られました。

Cタイプでは、豊富な話題をもとに、雑談を交えながら楽しく商談が進む傾向が見られました。

Dタイプでは、マンションの間取りを図面に描きながら、そこでどのような暮らしが楽しめるのかが話題の中心になりました。

このロールプレイを通じて、お客様が関心を持つ内容や、商談の中で確認したいポイントは、タイプによって大きく異なることが確認されました。

このケースのポイント

商談で相手が知りたいことは、商品そのものの説明だけではありません。
価格や根拠を重視する人、周辺環境を含めて確認したい人、会話の楽しさを大切にする人、将来のイメージを膨らませたい人など、タイプによって関心の向き方は異なります。
そうした違いがあることに気づくことで、営業担当者は、自分が話したい内容ではなく、相手が聞きたい内容に合わせて商談を進めやすくなります。

 

一言添えて、離職率を大幅に低減!

指導や声かけにより関係性が改善するケース

美容サロンチェーンでは、新入社員の早期離職防止と定着率向上の一環として、利き脳診断を導入しました。

導入前は、先輩スタイリストが新入社員の特徴をつかむまでに時間がかかり、それが新入社員のモチベーションにも影響していました。

導入後は、診断結果をもとに相手の考え方や行動の傾向を理解しやすくなり、新入社員への関わり方を考える際の手がかりになりました。

たとえば、新入社員の言動に対して、導入前は気を使って注意できない場面がありましたが、導入後は、相手のタイプを理解したうえで、必要なことをきちんと伝えやすくなりました。

また、注意や率直な意見交換の場面でも、相手のタイプを踏まえて一声添えて場を和ませることで、お互いの違いを受け止めやすくなりました。

その結果、思考特性の違いを認め合う風土づくりにつながり、新入社員の定着にも大きな効果が見られました。

このケースのポイント

利き脳診断は、相手にラベルを貼るためのものではなく、相手への関わり方を考えるための共通言語になります。
考え方や行動の違いを「性格の問題」ではなく「タイプの違い」として受け止められるようになることで、指導や注意、率直な意見交換もしやすくなります。

 

「利き脳診断で救われました!」

少数派の役割がチームに活かされるケース

あるスタートアップ企業でのケースです。
メンバー12名のうち、ほとんどがD優勢である中、1名だけがB優勢という構成でした。

DタイプとBタイプは対角関係にあるため、考え方やコミュニケーションの取り方に違いが出やすい関係です。

たとえば、D優勢のメンバーがミーティングで自由にアイデアを出し合い、盛り上がっている場面で、B優勢のメンバーが「そろそろ時間なので、次の議題に……」と進行を促すことがありました。

その結果、B優勢のメンバーは、周囲から場の流れを止める存在のように見られ、組織の中で浮いた存在になっていました。

しかし、利き脳診断を導入し、クリエイティブ・プロセスにおける各タイプの役割への理解が進むと、周囲の見方が変わりました。

D優勢のメンバーからは、「B優勢のメンバーがいるからこそ、自由にアイデアを出すだけで終わらず、組織として計画的に進められているのだ」という理解が生まれました。
それまで孤立感を抱いていたB優勢のメンバーからは、「この診断で救われました」という言葉が出ました。

考え方が違うことは、対立の原因ではなく、チームに必要な役割の違いとして受け止められるようになったケースです。

このケースのポイント

チームの中で少数派のタイプは、ときに「空気を乱す人」「考え方が合わない人」と見られてしまうことがあります。
しかし、利き脳診断によってタイプごとの役割を理解すると、その違いは弱点ではなく、チームを補完する大切な力として捉え直すことができます。